おなじみの写真屋さんで
さて、問題は「これでもいいかな」と思った「いくつか」のドレス中から、「どれ」に決めるかです。自分としては20代も後半になっていたので、大人っぽい、すとんとした感じのシンプルなドレスがいいと思っていました。ところが彼にしてみれば、私は一回り以上も年下。どうやら可愛いドレスを着てほしいようです。 海外挙式を決めた私たちですが、記念のために、日本の写真屋さんで、別途写真だけ撮ってもらおう、ということにしていました。そこで、日本での写真撮影用には大人っぽいドレス、海外挙式には彼好みの可愛いドレスを借りることにしました。同じドレスを借りたほうが、少し割安だったと思いますが、ここはお互いの希望をかなえる、という意味で、多少のお金にはかえられない部分だったかな、と思います。私としても、日本で挙式はしないし、お色直しもない分、2種類のウェディングドレスが着られる、というのは楽しいことでした。これも、レンタルならではの楽しみ方でした。 1回目のレンタルをし、ドレスとタキシードを持って、少々緊張しながら写真屋さんに向かいました。この写真屋さんは、私が成人式の記念写真や就職活動用の証明写真を撮った、私にはおなじみのお店です。 日本で写真撮影をするとき、私にとって重要なポイントの一つは「メイクのコツをつかむこと」でした。私はイタリアで挙式をする際には、メイクは自分でしようと決めていました。というのは、ネットなどから、現地でメイクを頼むと非常に高く(当時確か6〜7万円ほど)、しかも現地式のかなり濃いメイクになってしまい、「高いお金を出したのに、イメージと違うメイクになってしまいがっかりした」というような情報を得ていたからです。けれど、私は普段からナチュラルメイク…と言えば聞こえがいいですが、そんなにメイクに凝っているわけでもなく、したがって上手なわけでもありません。それで、日本で撮影する際にメイクをしてもらうのは、技術を盗む(…少々オーバーですね…笑)という意味でも重要な場面でした。 ヘアスタイルのセット、着付け、メイクは、レンタルドレス屋さんの紹介で、すべて同じ方がしてくださいました。事前に打ち合わせをし、髪のアップはしっかりと上げ過ぎてきつい印象にならないようになど(友達の結婚式でアップにしてもらったときに、ギュッと髪を上げたことで、目まで吊り上ってしまったことがあったので…笑)、要望をお伝えしていました。レンタルドレス屋さんのオーナーのお友達なのか、やはり50前後の穏やかな女性が丁寧に対応してくださいました。そして撮影当日、私が海外では自分でメイクをすることを話すと、ビューラーの使い方のコツなど、基本的なことを丁寧に教えてくださいました。最大のポイントは「普段よりも濃いめのメイクにする」ということでした。アイシャドウやチークなど、少々濃すぎるのでは?と不安に思っていると「お写真に撮ると、ドレスの華やかさに負けて、結構地味に感じてしまうものなので、少しいつもより濃いめに、はっきりとしたメイクにするといいですよ」と教えてくれました。口紅も、いつもしているものよりも1〜2段階明るめのものをつけてくれました。 出来上がった写真を見ると、なるほど、実際にそのときに感じていたよりも落ち着いた印象に感じられました。そこで、海外挙式用にも、自分の持っている中で一番明るめの口紅(買ってみたものの少々明るすぎてあまり普段使っていなかったもの)を持って行くことにしました。 海外でも写真撮影は頼んでいたのですが、どのような写真になるかわかりませんでしたし、記念と言う意味でも、両親へ報告する意味でも、日本でいわゆる「日本式の」写真撮影をしておいたのは良かったと思っています。
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