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1枚のFAXだけで予約終了!

日本は仏教国で(といっても、仏教を真剣に信仰している人の数は少なく、無宗教の国、と言うほうが現実的かもしれません。ちなみに私は幼稚園がキリスト教で、それ以外の学校は無宗教、主人は大学がキリスト教の学校でした)、キリスト教への信仰心が強いわけではないのに、結婚式、というと教会で挙げる人がほとんどです。これは、最近の日本人はあまり結婚式で和装はせず、特に女性がウェディングドレスに憧れ、ウェディングドレスを着るために教会で式を挙げているようなものだと思います。同時に、キリスト教を信仰していなくても、教会そのものに対する不思議な憧れも持っていたりもします。たいていの人は、日本の結婚式場についている教会で式を挙げますが、たまに、日本にある由緒ある教会で式だけ挙げる、という人もいます。もともとキリスト教の信者ではないと、結婚式の前に何度も教会に通ってキリスト教についてや結婚について勉強しなければならないケースもあるようです。 イタリアは、キリスト教との関係は切っても切れない、と言ってもいいほど、キリスト教への信仰の厚い国です。そして、結婚対する考え方も厳しい国、としても知られています。イタリアで「結婚する」とう動詞は“sposare”と言いますが、これは英語の“responsibility”、つまり「責任」という言葉と語源が同じだそうです。それだけイタリアでは結婚問うものが重い、ということです。ですから私も、具体的なイメージはわかなかったものの、イタリアで結婚式を挙げるとなると、「事前に何かしら大変だったり面倒だったりすることはあるだろうな」と思っていました。実際のところ、イタリアはカソリックの国なので、やはり洗礼を受けていないとカソッリクの教会で式を挙げることはできません。 ところが、旅行会社に説明を聞くと、イタリアでもプロテスタントの教会なら、式を挙げることに何ら問題も難しいこともなく、「これにご記入くだされば結構です」とぺらりと1枚の紙を渡されました。それは、英語で簡単に名前や生年月日、挙式日などを記入する用紙でした。その用紙に記入したらそれでおしまい、FAXも旅行会社で送ってくれました。本当にこれでいいのかしら、と思うくらい簡単な手続きで、当日きちんと挙式の予約が取れているのかどうか、不安になるくらいでした。 プロテスタントの教会とは言え、日本の教会で式を挙げるより、キリスト教の本場とも言えるイタリアで式を挙げるほうが準備がはるかに楽だなんて、なんだか不思議ですが、本当の話です。

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